アルバム写真のお作法

18-01.gif よくある写真のアドバイスの1つとして
「部屋を片付けて撮ろう」というのがあります。
このアドバイスを実践すると、
ごちゃごちゃしたものがなくなって、
すっきりとした写真に仕上がります。

ですが、自分自身のこども時代のアルバムを見返すと
その片付けてしまった「ごちゃごちゃ」の中には
たくさんのエピソードが詰まっていることに気づきます。

着ている洋服や、遊んでいるおもちゃ、
今はもうない家具や、お隣さんのおうち......
小さな頃の自分そのものというよりは、
それ以外から思い出はあふれてくるのではないでしょうか。

作法その1は「片付けない」。
すぐ見るとちょっと恥ずかしいくらいが
アルバムにはちょうどいいのです。

18-02.gif よくあるアドバイスの1つとして
「一歩近づいてみよう」というのがあります。
これも「うまい写真」には有効かもしれませんが
主題(テーマ:こども)をはっきりとさせるため、
それ以外の情報を減らすためのテクニックの1つに過ぎません。

あたりまえのことですが
どんな場所でも近寄って撮っていては
同じような写真ばかりになってしまいます。

繰り返し積み重ねるのが、生活ですが
そんな日常にも変化はたくさん起きています。
そのちいさな変化たちを残していくには
近寄るよりも、離れることが、実はたいせつなのです。

作法その2は「1歩離れる」。
あれもいれてあげよう、これもいれてあげよう、
そんな気持ちでいるだけでもいいんです。

18-03.gif いろいろと工夫したくなる気持ちを抑えて、
さっと撮った写真には意外なほど
言葉では表しにくい空気感が写ります。

うまく撮ろうとする必要もありませんし、
うまく撮れないからといって撮ることを
躊躇しないことが、たいせつです。

また意図的な工夫をしない方がいいのは
カメラの技術的なことだけではありません。

新生児特有の指しゃぶりや、
大きくなってカメラを向けるとする変な顔。
どうか、そういったその時期特有の仕草を
やめさせようとせずにそのまま写してあげてください。

顔やからだに傷をつくってしまったとき
カンタンに修正できる時代になりましたが
どうかそのままにしてあげてください。

作法その3は「ありのままを受けとめる」。
実践するためのキーワードは
「ま、これも記念だよね」
よく聞く言葉のひとつですが
写真にとってとても大事な言葉のひとつです。

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09年09月14日

さいきん紹介したとりかた