
夏といえば花火。
キラキラととても明るく輝く花火ですが、
太陽や室内の照明と比べると、光の強さが弱いため、
フラッシュなしできちんと写すのは、至難のワザ。
でもフラッシュを使うと、せっかくの雰囲気がなんだか台無し。
ISO感度をぎりぎりまで上げたり、
f値をいちばん小さくしたり、
シャッター速度を遅くしてみたりと
少ない光でなんとか撮ろうとしてみるのもいいですが、
花火の雰囲気を崩さないようにしながら、
写真が撮りやすいように、光をあつめてみる裏ワザもあります。
裏ワザの一つ目は、真っ暗な夜ではなく、
まだ少し明るい夕方に撮ること。
太陽が見えなくなって、
夕方から夜にうつりかわる少しのあいだの時間。
明るくもないけれど、暗くもない。
このぼんやりとした空からの光と、はっきりとした花火からの光。
この2つがちょうどよく合わさることで、
ステキな花火写真は生まれます。

次に大事なのが、より明るい場所で撮るということ。
外が暗くなったら、外灯などの近くに行くことが大切です。
あまり影響のないように見える少しの光も
デジカメにとっては、すごくだいじな光だったりすることも。
おうちの近くで花火をするときは、
お祭りみたいに裸電球をひぱってきて
ぶら下げてみたりするのも面白そうです。
暗くて撮れない!と思ったときは、
なるべく光のそばに行ってみましょう。

花火写真をもっと撮りやすくするためには
おともだちを誘って、
たくさんの人と一緒にやるのが一番のポイント。
一本の花火の光はとてもよわい光ですが、
二本、三本と増えていけば、
光のつよさは二倍、三倍になっていきます。
遠くに離れて、ばらばらにやってしまっては
光もちらばって、みんなのところに届かなくなってしまうので
「せーの」で同時に、固まってやることがたいせつです。
こどもはとても好奇心旺盛で、
ただ花火をさせてしまうと
真剣に見つめてしまうことも多いです。
もちろん、それもとてもステキな一面。
でも楽しく遊んでいる写真が撮りたい場合は、
花火をつける前と、つけた後の変化に対して、
親が大きなリアクションをしてあげると、
こどもも一緒に笑ってくれます。

ここからは上級者向けのアドバイス
花火写真でたいせつなのは、花火からの光の強さ。
雰囲気いっぱいに残すなら、「周囲の光 < 花火からの光」は一番のポイント。
花火からの光の強さは、こどもと花火の距離によって調節することが可能です。
同じ条件で立ち上がり手を伸ばすようにして花火をした場合と、しゃがんで手元で花火をした場合では、顔の明るさは4倍以上違うでしょう。
シャッター速度で言えば、1/15秒でしか撮れなかった明るさが、1/60秒で撮れるようになるなど、手元で花火をやる利点はさまざま。
また少し離れて、周囲を広くいれて撮影すれば、周りの暗さがよくわかり、花火の明るさがより引き立ちます。真っ黒になりすぎて、絵が寂しくなりがちな場合は、街や家の明かりをバックに撮影するのも一つの手です。
花火を近づけるか遠ざけるかは、周囲の光とのバランスで判断することが大切。
花火を手元で行うと、明るさは得やすいですが、周囲がより暗く写りやすいということも覚えておきましょう。
09年07月27日







